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ろう教育への取り組み

新宿日本語学校では、長年外国人の日本語教育に携わってきました。 「長年の日本語教育で培ってきた独自の日本語教授法を日本の発展のために役立てたい。」そんな思いのもと、近年ではろう教育にも力を注いでいます。

きっかけ
神奈川県のあるろう学校の先生が当校校長である江副隆秀の著書を読み、当校主催の集中講座に参加されたことを契機に、当校とろう学校との協調学習がスタートしました。 実践授業を重ねるにつれ、江副式教授法が、 ろう児童に対する教授法としても非常に有効であると判断され、現在では複数のろう学校に江副式教授法が採用されると共に、ろう学校の先生方の間で注目されるようになっております。

両者の間には、一見なんの共通点もなさそうに見えますが、実は共通している点が多くあります。
外国人学生は、ネイティブの日本人と比較して、日本語を聞く量が圧倒的に少ないため助詞の使い方などをよく間違えます。この点はろう児童にも共通していて、ろうの子供たちもまた聞く量が不足しているために、助詞の使い方を間違えることがよくあります。最近になって、ろう児童を教える学校現場においても当校の助詞に重点を置き、教える際に絵や図を用いて教えることで文法を可視化した「江副式教授法」が注目され、実際の教室でも江副式教授法を採用する学校が増えています。
ろう学校との取組み
東京のAろう学校では、実際の授業に江副式教授法を取り入れています。
こちらのろう学校からは定期的に勉強会や学内研修会などにお招きいただき、そこでは重箱カードを利用した授業、品詞の色分けや、活用の可視化等、現場の先生方が江副式をろう児童向けに応用し活用されている様子が伺えます。 父兄参加の公開講座でも講師をさせていただき、重箱カードの利用方法や書記日本語についてお話をさせていただきました。 また昨今では、佐賀、沖縄、北海道、宮崎等、日本各地のろう学校からのお招きにより、講演・勉強会を行っています。
ろう・難聴教育研究会
ろう学校の現役教員の方が勉強会に参加され、その報告をろう・難聴教育研究会の委員にされたのをきっかけに、2008年7月、第31回ろう・難聴研究大会において、可視化した文法構造に関する発表「分かりやすい江副文法による日本語指導法」を行いました。
その後、2009年2月「乳幼児・児童期の手話・日本語獲得」をテーマにした合同合宿研究会では「江副文法について」という演題で講演をしました。
ろう児童向けの教材作成
当校において、平成23年度小学校特別支援指導用教材を作成しました。
「日本語のための日本語文法」である江副文法に基づく日本語教授法を、テキストとDVDで分かりやすく解説した、ろう児童向け国語教材セット『日本語文法の教え方』が、現在日教販より販売されています。






















