専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ 時計作り ワークショップ
2025年7月15日(火)、あいにくの雨模様の中、専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ様主催の時計作りワークショップが開かれました。今回のテーマはクォーツ時計の組み立て体験。普段なかなか触れることのない“時計作り”という世界に、学生たちは少し緊張した面持ちで会場に集まりました。
最初は「本当にできるのかな…?」と戸惑いがちだった学生たち。しかし、専門学校からいらした先生方がやさしく声をかけてくださるうちに、少しずつ表情が和らいでいき、だんだんと緊張よりもワクワクが勝っていく様子が表情から見て取れました。

時計作りはとにかく繊細な作業でした。パーツに油分がつかないように、まずは指サックを装着するところからスタート。初めての指サックに少し戸惑いながらも、目の前に並んだ本格的な工具や極小パーツを見て、自然と学生たちの背筋も伸びていきました。


組み立て自体はシンプルに見えて、実はとても難しく、小さな穴にさらに小さな部品を差し込む作業では、「入れたはずの部品が落ちちゃった!」というハプニングもありました。それでも誰ひとりあきらめることなく、先生の話を真剣に聞きながら、気づけば学生たちは時間を忘れて作業に没頭していました。

周囲の仲間と協力したり、先生に助けていただきながら、最後には全員が自分だけの時計を完成させることができました。完成した瞬間のみんなの顔は、まるで子どものようにキラキラしていて、本当にうれしそうでした。
中には、すぐに腕につけて帰りたいという学生もいて、「この時計、防水ですか?雨でもつけていて平気ですか?」と心配そうに質問していました。「日常生活の範囲なら大丈夫ですよ」と聞いて、安心したように笑顔で腕にはめる姿が微笑ましかったです。また、自分の作った時計をそっと箱にしまい、まるで宝物のように鞄に大切にしまっていた学生もいました。

そして、この体験をきっかけに時計の専門コースに興味を持った学生も多く、先生からいただいたパンフレットを嬉しそうにカバンへしまう姿がとても印象的でした。
難しかった分、完成したときの喜びはひとしお。
このワークショップで作った時計は、きっと学生たちにとって特別な思い出の一本になったはずです。