交流会~ご飯で世界を旅しよう!

文京区ダイバーシティ・ユネスコ協会交流会

 2025年2月11日(火)、13:00から17:00まで、文京総合福祉センターで文京区ダイバーシティ・ユネスコ協会主催の交流会が行われました。

 文京区ダイバーシティ・ユネスコ協会は国連ユネスコ憲章の理念に賛同する市民の活動団体です。特に子供たちが安心して暮らせる社会を目指し、子供たちの好奇心やチャレンジを大人たちがサポートする形での活動を目指しています。SNG11名、協会からは、小学生から高校生までの子供たち合わせて46名が参加しました。

   今回の交流会は世界のお菓子を皆で作って交流するということで、参加する留学生が自分で作れるお菓子を提案し、それから選ぶことになっていました。カナダのケビンさんのバタータルトが選ばれ、それを作ることになりました。

 13:40、それぞれ4つの調理テーブルに留学生が分かれ、子供たちは好きなテーブルについてもらいました。
13:45、それぞれのテーブルで自己紹介が始まり、互いにコミュニケーションをとりました。
13:50、調理開始、一緒にお菓子を作りながら、交流が始まりました。まず、簡単なレシピがホワイトボートに書かれていて、それに沿って作業をしていきました。

文京区ダイバーシティ・ユネスコ協会交流会

 まず、バターと薄力粉を混ぜ合わせます。カナダのケビンさんが各テーブルを回りながら、ポイントを説明し、サポートをしていました。バターを薄力粉と混ぜ合わせ、卵を入れてバタータルトの生地を作ります。それができると、生地をラップに包み冷蔵庫に入れて30分冷やします。

 台湾のユリさんはイタリア料理のパティシエなので、彼も同じように手早く手伝っていました。冷蔵庫で冷やしている間にレモンジュースやタルトの中に入れるペーストを用意しました。ペーストは黒砂糖とバターを混ぜて作ります。ペーストを作るときにさすがユリさんは上手に作っていました。まんべんなく、よくかき混ぜることにより空気が入り、ふっくらしたペーストが出来上がっていました。それからタルトの中に入れる木の実を適当に小さく砕きました。

 14:40、冷蔵庫から生地を取り出し、平らに延ばした生地の上に、逆さにしたお椀をのせて丸くくり抜きます。それをタルト用のカップに敷き込み、黒砂糖のペーストを流し込み、砕いたナッツ類をのせてオーブンで15分ほど焼きました。

文京区ダイバーシティ・ユネスコ協会交流会

 15:30、バタータルトをオーブンで焼いている間に、2月2日の節分の説明がありました。節分の時に食べる恵方巻の材料が用意され、好きな具材を自由に選び、海苔の上にごはんをもり、好きな具材を自由にごはんの上にのせて巻いて食べました。具材は、マグロ、うなぎ、いくら、サーモン、シーチキン、ハム、アボガド、キュウリなどで、ごはんは酢飯も用意されていました。2025年の方角は西南西なので、その方角に向いて恵方巻を食べました。

16:00、恵方巻を食べ終わったころに、バタータルトが見事に焼きあがりました。みんな嬉しそうに、「おいしい、おいしい」と談笑しながら、食べました。

16:15、バタータルトの第二弾を焼き始めました。と同時に掃除も開始。5時にはすべてきれいに掃除をして調理室を出なければならないので、猛ダッシュで開始しました。交流した子供たちは友達になりたい留学生たちとライン交換していたようです。互いに有意義な交流ができました。

学生たちが日本語を学ぶ理由とは?

参加した学生から、日本語を勉強するきっかけをきいてみました。

ベルさん(ポルトガル)

「 日本の小説が大好き、谷崎潤一郎、芥川龍之介、川端康成、大江健三郎、村上春樹、日本のファッション、音楽、文化も好き、だから日本語を勉強したいと思った。 」

ユリさん(台湾)

「 僕はイタリア料理のパティシエです。日本料理を勉強したくて、日本語を勉強したいと思いました。 」

レベッカさん(アメリカ)

「 日本に住みたいです。日本にたくさん好きなものがあります。日本は自分に合います。例えば、小さいもの。車の運転が嫌いです。日本は運転しなくても生活ができます。 」

エリアンさん(アメリカ)

「 日本の大学に進学したいです。エンジニアを専攻したい。日本の文化が好きです。映画ベイマックスを見て日本に興味を持ちました。日本人の中学生がロボットをつくる物語です。 」

アビさん(インドネシア)

「 オタクです。日本文化が好き。押し活、アニメが好き。オタクポイが好き。オタクポイントものを買いたいです。イタバックなど。 」

アレックスさん(イタリア)

「 外国語を勉強するのが好き。中国語、英語、フランス語を勉強したことがあります。5年前、ローマにあるに日本文化館で日本の歴史、絵画、浮世絵などを勉強しました。コロナのためなかなか日本に来ることができませんでした。やっと日本に来ることができてうれしいです。料理を作ることが好きです。 」