新型コロナウイルス: 新宿日本語学校が日本語の授業を全面的にオンラインへと移行


首相による休校要請の表明からわずか4日で、日本の学校は全国一斉休校となりました。新宿日本語学校は、その4日間のうちに全ての授業をオンライン授業へと切り替えました。校内で授業を実施していた全34クラスをオンライン学習プラットフォームへと移行し、60名の教師がオンライン授業に関する研修を受け、650名の学生に対し、オンライン授業への移行に関する情報を周知しました。

新しい言語教育を常に追求してきた新宿日本語学校だからこそ、この迅速な対応が可能となりました。新宿日本語学校では、長期的な戦略としてオンラインツールや最新の技術をを積極的に日本語教育に取り入れてきたため、授業を速やかにオンラインへと切り替えることができたのです。また、新宿日本語学校では個人・法人を問わず、学習者のニーズに合わせて最適な授業を提供することを大切にしています。

新宿日本語学校が日本語の授業を全面的にオンラインへと移行

650名の学生、全34クラス、60名の教師が4日間で新たな習慣へと切り替え

2020年2月27日木曜日、安倍晋三内閣総理大臣が全国すべての学校について、3月1日から臨時休校するように要請しました。安倍首相の要請に従い、新宿日本語学校は高田馬場にある3つのキャンパスを3月1日から全て閉鎖しました。そして、学生に対する学校としての役割を果たすため、同日にオンライン授業を開講しました。

新宿日本語学校が教育体制を整え直すのにかかった時間はわずか4日でした。この4日間で学生と教職員の安全を確保できる教育体制を、代替措置として準備することができたのです。その過程で、全34クラス が再編成され、 60名の教師 がオンライン授業を実施するための研修を受け、約 650名の学生 にオンライン授業を受講するための手順が周知されました。

新宿日本語学校が日本語の授業を全面的にオンラインへと移行

先進的な日本語学校、新宿日本語学校

新宿日本語学校はこの困難な状況を、さらなる進化を遂げるための良い機会として捉え、適応してきました。イノベーションと瞬時に適応する能力は、新宿日本語学校における教育の中核をなしています。イノベーションは新宿日本語学校のDNAの一部とも言えるでしょう。学校はこれまで幾度となく創造力を発揮し、イノベーションを組み込んだ独自の教授法を編み出してきました。その結果、学校はとどまることなく、常に進化し続けることができたのです。カードの形や色で文法を可視化する新宿日本語学校独自の 江副教授法はそれを代表する一例です。

学校を常に最新化していくという方針によって、オンラインツールもいち早く取り入れられました。その例として挙げられるのが、NTTコミュニケーションズと共同開発したアプリケーションとオンライン学習コンテンツやインタラクティブ型教材です。インタラクティブ型教材では、AR(拡張現実)の技術を活用しながら音声や動画、アニメーションを視聴することができ、より没入感のある体験をすることができます。また、学校のYouTubeチャンネルでは短時間の日本語学習プログラムも展開しています。新宿日本語学校では早くからソーシャルネットワークの重要性に着目し、教師と世界中にいる生徒とを繋げる架け橋として活用してきました。

一人ひとりのニーズに合わせたオンライン授業

新宿日本語学校はグローバル化の中で変化し続けるニーズにいち早く応えることができる学校です。私たちは、日本語授業の受講を希望する全ての個人と法人のニーズに応えるために必要な経験とリソースを持つ学校としての誇りを大切にしています。

新宿日本語学校の遠隔授業

新宿日本語学校校長 江副隆秀のインタビュー映像


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