2025年7月25日、学生たちは新宿日本語学校から足を延ばし、栃木県・日光市へ!
まず足を運んだのは、日光を代表する歴史的スポット、日光東照宮。

豪華絢爛な彫刻で知られる陽明門や「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿を目にした学生たちは、まるで時空を超えたような感動を噛みしめていました。

続いて訪れたのは、標高約1,200メートルに位置する美しい湖、中禅寺湖。

真夏の暑さを忘れさせる涼やかな空気と、湖と空が一体となるような静けさの中、学生たちは遊覧船に乗り込み、湖を一周。
波を切って静かに進む船の上では、ゆったりと流れる時間の中で、刻々と変わる風景を心ゆくまで楽しんでいました。

旅の締めくくりは、杉並木に囲まれた静寂の中に佇む日光田母沢御用邸。

明治・大正・昭和の三代にわたって皇族の避暑地として使われてきたこの御用邸には、日本近代建築の粋が随所に感じられます。
和と洋が調和した建築様式の中、障子越しに柔らかな光が差し込む空間に身を置いた学生たち。

それぞれ思い思いに庭園を眺め、“静寂の美”に心癒されていました。
丁寧に手入れされた庭園の風景を忘れまいと、カメラに収めたり、じっくりと目に焼き付ける姿が印象的でした。

歴史と自然、そして建築美に触れた日光での一日は、学生たちにとって忘れがたい夏の思い出となりました。
日本文化の奥深さを五感で味わったこの経験は、きっとそれぞれの心に長く残るはずです。